「ピラティスって本当に痩せるの?」「ピラティスで痩せるためには、どれくらいの頻度で通えばいいの?」
ピラティスをダイエット目的で通いたい方には、こういった疑問を持たれてる方も多いのではないでしょうか。
ピラティスはダイエット効果は期待できますが、ある程度の期間は継続しないといけません。
この記事では、ピラティスで期待できるダイエット効果や理想の頻度を解説します。
ピラティスとは?

ピラティスとは、ドイツ人の看護師ジョセフ・H・ピラティス氏が、リハビリのために開発したエクササイズです。
身体の深いところに位置するインナーマッスルを強化し、身体全体のバランスを整えてくれる目的があります。
さらに、胸式呼吸を意識しながらエクササイズするため、自律神経が整い、ストレス解消にもつながります。
ピラティスとヨガの違い
ピラティスとヨガの大きな違いは、「目的と効果」です。
ピラティスは、主に身体を健康的に鍛えることが目的としており、身体の深部にある筋肉「インナーマッスル」を中心に鍛えていきます。
また、胸を意識する胸式呼吸で行うため、交感神経を高め、心をリラックスさせる効果もあります。
一方のヨガは、心身を安定した状態にすることが目的で、腹式呼吸を意識しながら、さまざまなポーズで静止します。
腹式呼吸は、副交感神経を活発化させるため、リラックス効果やストレス解消にも繋がります。
ピラティスとヨガ、どちらも運動と呼吸を組み合わせて行いますが、ピラティスはボディメイクを、ヨガはリラックス効果の改善が主な目的となっています。
本当に痩せる?ピラティスで期待できるダイエット効果

ピラティスで期待できるダイエット効果が4つあります。
- 美しいボディラインになる
- むくみ解消につながる
- 食欲抑制につながる
- 代謝が向上する
それぞれ詳しく解説します。
美しいボディラインになる
ピラティスにより骨盤の歪みが解消され、美しいボディラインに整います。
猫背や反り腰、薄くならないお腹周り、ボテッとした下半身などのボディラインの崩れは、背骨や骨盤などの部分的な歪みが原因です。
元々の骨格や体質だからと諦めてしまう人も多いですが、ピラティスでインナーマッスルを鍛えることで、歪みは改善されます。
歪みの原因となっている部位を正しく理解し、足りない筋力を鍛えれば、美しいボディラインが期待できます。
むくみ解消につながる
ピラティスは、特に女性の悩みの種である浮腫みや冷えの解消につながります。
浮腫みの主な原因は、血の巡りが悪くなってしまい、内臓の働きが低下してしまっているためです。
ピラティスでインナーマッスルを鍛えることで、内臓が本来の位置に戻り、浮腫みの改善にも期待できます。
食欲の抑制につながる
ピラティスはストレス解消もなり、食欲の抑制につながります。
ピラティスは胸式呼吸で行うエクササイズのため、交感神経を刺激し、自律神経を整える効果も期待できます。
自律神経が整うことで、ストレスにより増えてしまう食欲も抑えられ、ダイエット効果も期待できるのです。
基礎代謝が向上する
ピラティスを始めると、基礎代謝が上がり脂肪燃焼しやすく、痩せやすい身体になる効果もあります。
エクササイズによって全身の筋肉量が増えると、その分基礎代謝が上がります。
基礎代謝とは、人が生きていくための必要最低限のエネルギーを指し、安静にしている状態で消費されるカロリーです。
つまり基礎代謝が上がれば、普段の生活でも消費カロリーが増え、自然と痩せやすい身体に近づいていきます。
ピラティスで痩せるためにはどれくらいの頻度が理想?

痩せたいがために無理して回数を増やすより、初心者は週1~2回程度から始め、慣れてきたら週3~4回のペースがおすすめです。
ピラティスは、継続できるよう無理ない頻度で行いましょう。
初心者は1週間に1~2回
ピラティス初心者の方は、無理ない程度に1週間に1~2回が望ましいです。
ピラティスは意外とハードトレーニングのため、筋肉はかなり疲労してしまいます。
その状態でさらに筋肉に負担かけてしまうと、身体を痛めるリスクがあるため、慣れるまでに週に1~2回を目安にしてください。
慣れてきたら1週間に3~4回
ピラティスに慣れてきて、ポーズを覚えられるようになったら1週間に3~4回の頻度がおすすめです。
しかし慣れたとはいえ、1回のレッスンでも全身の筋肉には疲労が溜まってしまうため、身体を休める日を間に挟みましょう。
スタジオで正しいポーズや呼吸法を覚え、自宅で繰り返し練習することで、より効果も期待できます。
ピラティスのダイエット効果は回数と期間で変わる

ピラティスで効果を実感するためには、ある程度の継続が必要です。
ピラティスの発案者であるジョセフ・ピラティス氏は、「10回で違いを感じ、20回で見た目が変わり、30回で身体のすべてが変わる」といった言葉を残しています。
ここでは、回数によって得られる効果の違いを解説します。
10回で得られる効果
ストレッチ効果やメンタル面は、比較的短い期間でも効果を感じやすいです。
ピラティスを10回行って得られる効果は以下の通りです。
- 柔軟性がアップする
- ストレス解消できる
- 普段の姿勢への意識が高まる
例えば週に1回ピラティスを行った場合、一般的に効果が出るといわれる10回に到達するまでには、およそ3ヶ月弱かかります。
その頃には、インナーマッスルが鍛えられ、美しい姿勢を少しずつ保てるようになっていきます。
20回で得られる効果
ピラティスを20回継続すると、ボディラインが整い、見た目の変化が現れ始めます。
徐々にインナーマッスルを鍛えられ、以下のような効果が現れるようになります。
- お腹周りが引き締まる
- 骨盤の歪みが改善し、足のラインが整う
- 猫背や反り腰などの歪みが解消される
気が付けば、肩こりや腰痛などの改善など、うれしい効果が得られる人も多くいます。
30回で得られる効果
身体の全てが変わるといわれる30回を超える頃には、インナーマッスルが十分に発達し、以下のような効果が得られます。
- 脂肪燃焼のしやすい痩せやすい身体に
- 血流が良くなり浮腫みが解消
- お腹、腰回りのサイズダウン
- O脚やX脚などの足の歪みが改善
ピラティスにも慣れてきてダイナミックなポーズが取りやすくなると、下半身がさらに引き締まり、見た目も細く見えるようになります。
また、呼吸が深まったり筋肉量が増加したりすることで代謝が良くなり、気づけば体重も落ちている方も多くいらっしゃいます。
ピラティスで痩せる効果をより高める秘訣

ピラティスで痩せる効果をより実感するための秘訣が4つあります。
- マンツーマンレッスンを受ける
- マシンピラティスを選ぶ
- 食生活を見直す
- 普段から胸式呼吸を意識する
それぞれの秘訣について詳しく解説します。
マンツーマンレッスンを受ける
ピラティスのレッスン形態には、数人で行うグループレッスンと1対1で行うプライベートレッスンがあります。
確実に体型変化を実感したい方は、マンツーマンレッスンを選びましょう。
マンツーマンレッスンでは、丁寧な指導を受けられるため、効率よく結果が出せます。
料金はグループレッスンよりやや高めになってしまいますが、体型変化がより期待できます。
マシンピラティスを選ぶ
ピラティスの種類には、マットピラティスとマシンピラティスがあります。
マットピラティスはマットの上でエクササイズをし、マシンピラティスは専用のマシンを使用しエクササイズを行います。
マシンピラティスは、身体の動きや状態などのコンディションに合わせ、より正しいフォームでエクササイズできるため、効率的に結果が期待できます。
ただマシンピラティスは、お家で手軽にできません。
効率的にエクササイズしたい方は、ピラティススタジオ挑戦してみてください。
食生活を見直す
ダイエット効果を高めたい方は、食生活の見直しも大切です。
ピラティス自体は消費カロリーが少なく、短期間で痩せたい方には向いていません。
ピラティスを継続すると代謝が上がり、消費カロリーも高くなりますが、まずはその前に食生活を見直し、摂取カロリーを抑えましょう。
普段から胸式呼吸を意識する
ピラティスでは、交感神経を高める胸式呼吸が重要です。
横隔膜や肋骨まわりを大きく動かし呼吸すると、周辺の筋肉も刺激され、交感神経が優位に働くようになります。
胸式呼吸とピラティスの動きを組み合わせると、脂肪燃焼効果が高まったり、内臓の働きが活発になったりなどの効果が得られます。
少ない回数でも効率よく効果を実感したい方は、まずは胸式呼吸を意識することにフォーカスしてみましょう。
「ピラティスで痩せました」実際の声・口コミを紹介
つづいて、実際にピラティスで痩せた方たちの声を紹介します。
▼ダイエット効果を検証
ピラティスは痩せるのか?運動嫌いの30代ライターが効果を検証!
▼ピラティスに1年間通った変化
▼ピラティスに10回通った変化
ピラティスとヨガはどっちが痩せる?
よく似ていると言われるピラティスとヨガですが、実際どちらの方が痩せやすいのでしょうか。
結論、消費カロリーの多い「ピラティス」のほうが、瘦せる効果が期待できます。
ただ、ピラティスとヨガどちらもダイエット効果は期待できるので、両方併用している方も少なくありません。
どちらかだけではダイエット効果が見込めない方は、ピラティスとヨガの併用を検討してみてください。
ピラティスとヨガの併用もおすすめ
効果と目的は違いますが、相乗効果のためにも、ピラティスとヨガの併用もおすすめです。
ヨガで鍛えられない筋肉の場所はピラティスで鍛えられますし、反対にピラティスでほぐせない筋肉をヨガでほぐせます。
さらに、ピラティスでなかなかアプローチできない精神面は、ヨガでアプローチも可能です。
ピラティスとヨガを併用すると、それぞれのデメリットを補い合え、相乗効果が期待できます。
ただし、ピラティスとヨガそれぞれのスタジオに通うとなると、レッスン代がかさばってしまいます。
スタジオに通いたいけど費用を抑えたい方は、ピラティスとヨガ両方のレッスンを開催している教室を選びましょう。
「痩せる」に特化したピラティスの動画
最後に、「痩せる」に特化したピラティスの動画を紹介します。
▼1日12分で痩せるピラティス
▼【初心者向け】痩せるピラティス
▼全身痩せるピラティス
まとめ
ピラティスはダイエット効果は期待できますが、ある程度の期間は継続しないといけません。
実際に体重を減らすとなると、まずは30回の継続が必要です。
無理ない程度に初心者は週に1~2回、慣れてきたら週3~4回に増やしていき、ダイエット効果を実感しましょう。
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