今若い女性を中心に流行しているピラティス。
たくさんの芸能人やアスリートも取り組んでいますが、ピラティスには向き不向きがあります。
この記事では、「ピラティスに向いてる人」と反対に「ピラティスに向いてない人」「向いてなかった時の対処法」を解説します。
ピラティスを始めようか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
ピラティスとヨガの違いとは?

よく似ていると言われているピラティスとヨガですが、ピラティスとヨガの大きな違いは、「目的と効果」です。
ピラティスとヨガ、どちらも運動と呼吸を組み合わせて行いますが、ピラティスはボディメイクを、ヨガはリラックス効果の実現が主な目的となっています。
それぞれ以下で詳しく解説します。
ピラティスの目的と効果
ピラティスは、主に身体を健康的に鍛えることが目的です。
ピラティスのメニューは、インナーマッスルや体幹を中心に鍛えていくエクササイズがほとんどで、胸を意識する胸式呼吸で行います。
インナーマッスルとは、身体の深いところにある小さな筋肉です。
さらに、胸式呼吸を意識すると、交感神経が優位となり、心身に程よい緊張感とリフレッシュ効果が生まれます。
インナーマッスルを鍛えることで、背骨や骨盤の位置が正しく整い、猫背などの姿勢改善が期待できます。
ヨガの目的と効果
一方のヨガは、呼吸法や瞑想などで、心身を安定した状態にすることが目的です。
ピラティスの胸式呼吸とは違い、腹式呼吸を意識しながら、さまざまなポーズで静止します。
腹式呼吸は、副交感神経を活発にさせるため、リラックス効果やストレス解消にも繋がります。
ピラティスとヨガはどっちが痩せやすい?
よく似ていると言われるピラティスとヨガですが、実際どちらの方が痩せやすいのでしょうか。
結論、消費カロリーの多い「ピラティス」のほうが、瘦せる効果が期待できます。
ただ、ピラティスとヨガどちらもダイエット効果は期待できるので、両方併用している方も少なくありません。
どちらかだけではダイエット効果が見込めない方は、ピラティスとヨガの併用を検討してみてください。
ピラティスとヨガの併用もおすすめ
効果と目的は違いますが、相乗効果のためにも、ピラティスとヨガの併用もおすすめです。
ヨガで鍛えられない筋肉の場所はピラティスで鍛えられますし、反対にピラティスでほぐせない筋肉をヨガでほぐせます。
さらに、ピラティスでなかなかアプローチできない精神面は、ヨガでアプローチも可能です。
ピラティスとヨガを併用すると、それぞれのデメリットを補い合え、相乗効果が期待できます。
ただし、ピラティスとヨガそれぞれのスタジオに通うとなると、レッスン代がかさばってしまいます。
スタジオに通いたいけど費用を抑えたい方は、ピラティスとヨガ両方のレッスンを開催している教室を選びましょう。
ピラティスに向いてる人の特徴4選

ダイエット効果も期待できる「ピラティス」に向いてる人の特徴を紹介します。
- 身体を引き締めたい人
- 体幹トレーニングをしたい人
- 理想的な姿勢を取り戻したい人
- 自分と向き合う時間が欲しい人
それぞれ詳しく解説します。
身体を引き締めたい人
ピラティスは、お腹周りや二の腕など、気になる身体の部位を引き締めるために効果的です。
身体の深部にあるインナーマッスルを鍛えると、代謝も上がり、脂肪を燃焼した引き締まった身体になります。
また、身体をしなやかにする筋肉も強化できるため、キレイなボディラインが維持できます。
体幹トレーニングをしたい人
体幹トレーニングにおいて、ピラティスは理想的なエクササイズといわれています。
ピラティスでは、インナーマッスルを鍛えるトレーニングがほとんどで、継続していけば意識しなくても自然と鍛えられます。
体幹の強さが必要なゴルフやサーフィンなどのスポーツを行っている方に、特におすすめです。
理想的な姿勢を取り戻したい人
ピラティスは、猫背などの姿勢改善にも期待できます。
身体には無数の筋肉と骨が存在しますが、意識せずに生活している方がほとんどです。
しかし、ピラティスでは普段の生活で気にしない筋肉や骨を意識しながら、エクササイズを行います。
筋肉や骨を正しい位置に戻すことによって、理想の姿勢が手に入ります。
自分と向き合う時間が欲しい人
ピラティスは、仕事や家事で忙しくて、自分と向き合う時間がない方にもおすすめです。
ピラティスで行う「胸式呼吸」は、自律神経のバランスを整え、心身ともに健康な状態にしてくれます。
適度に筋肉を収縮させたり、鍛えたりするため、身体のリラックス効果も期待できます。
ピラティスが向いてない人の特徴3選

ここまでは、ピラティスに向いてる人を紹介してきました。
以下では、反対に向いてない人の特徴を紹介しますので、参考にしてみてください。
- 短期間でダイエットしたい人
- 瞑想などで心身のリラックスがしたい人
- ハードなトレーニングが苦手な人
短期間でダイエットしたい人
ピラティスは、1日2日しただけで効果がでるエクササイズではありません。
そのため、短期間でダイエットに成功したい方は、ピラティス向きではないです。
短期間で痩せるためには、「大量の汗で体内の水分量が減ったとき」「高強度トレーニングをしてカロリーを消費したとき」と大きく2パターンあります。
ピラティスは、この2つのパターンに属していません。
短期間でダイエットしたい方は、パーソナルジムなどのトレーニングできる場所がおすすめです。
瞑想などで心身のリラックスがしたい人
エクササイズで、心身のリラックスを求める方は、ピラティスよりヨガの方がおすすめです。
ピラティスにもメンタルコントロールの効果は期待できますが、リフレッシュ効果が高まる胸式呼吸がメインとなっています。
一方のヨガは、腹式呼吸を意識するため、副交感神経が刺激され、より深いリラックス効果が期待できます。
日々の疲れから心身を癒したい方は、ピラティスではなくヨガを取り入れてみるのもおすすめです。
ハードなトレーニングが苦手な人
ピラティスは、ダイナミックな動きやある程度ハードな動きを伴うエクササイズです。
そのため、ハードなトレーニングが苦手な方にはおすすめできません。
ピラティスは、これまで歪んでいた骨や筋肉を正しい位置に導くエクササイズのため、想像以上の運動量です。
そもそも、運動が苦手という方には不向きになってしまう可能性があります。
ピラティスが向いてないと悩む原因

ピラティスを始めたけど、「自分に向いてないかも?」と悩んでしまう方も多いです。
悩んでしまう原因は、主に3つ挙げられます。
- 体重が減らない
- 見た目の変化が分からない
- ダイエット効果があるのか分からない
それぞれ詳しく解説します。
なかなか体重が減らない
ダイエット目的でピラティスを始める方も多いと思いますが、「なかなか体重が減らない」と悩む方はかなり多いです。
ランニングや筋トレなどと比べ、地味な動きが多いピラティスは、実際に身体に効いてるのか不安になってしまいます。
しかし、そもそもピラティスの目的は、「インナーマッスルを鍛えることで、ボディラインを整え、身体の不調を整えるため」です。
長い目でみると、代謝が高まり痩せやすくなる効果はありますが、短期間での体重変化は期待できません。
見た目の変化が分からない
「ピラティスを始めたけど、見た目の変化が分からない」という声も多いです。
ピラティスは頻度や回数によって、効果が変わるほど継続がとても大切なエクササイズです。
週1ペースで3ヶ月目くらいに、ボディラインや姿勢に変化を感じられます。
見た目の変化を感じたい場合は、まずは継続することが大切です。
そもそもダイエット効果があるのか分からない
ピラティスは短期間で痩せないため、そもそもダイエット効果があるか心配な方も多いと思います。
結論からいうと、ピラティスは長期的に考えるとダイエット効果に期待できます。
ピラティスの主な効果として、「代謝が上がり痩せ体質になる」「むくみが取れてスッキリする」です。
ただし、上記の効果が現れるまでには、ある程度の期間が必要になります。
あくまで、インナーマッスルを鍛えることで、さまざまなダイエット効果が出てくるわけです。
そのため、インナーマッスルがつくまでには、おおよそ3ヶ月程度の時間が必要となります。
ピラティスが向いてないと感じたときの対処法

実際にピラティスを始めたけど、向いてないと感じてしまったときの対処法も紹介します。
- まずは10回継続してみる
- 目的に合っているのか見直してみる
- ピラティスの種類を変えてみる
以下で詳しく解説します。
まずは10回継続してみる
ピラティスの効果を感じたいのであれば、まずは10回継続してみましょう。
ピラティスの生みの親であるジョセフ・ピラティス氏は、「10回で違いを感じ、20回で見た目が変わり、30回で身体のすべてが変わる」という言葉を残しています。
ピラティスは、1回や2回だけでは効果を感じられません。
長期的にエクササイズすることで、身体への変化や効果が感じられます。
短期間取り組んだだけで、向いてないと思わず、時間をかけて効果や変化を実感したうえで、自分に向いているかどうか判断してみてください。
目的に合っているのかを見直してみる
ピラティスを始めるうえで、自分の目的に合っているのかを改めて見直すことも大切です。
前項で解説したピラティスに向いてる人に当てはまれば、まずは効果が出るまで継続しましょう。
- ピラティスに向いてる人
- 身体を引き締めたい人
- 体幹トレーニングをしたい人
- 理想的な姿勢を取り戻したい人
- 自分と向き合う時間が欲しい人
反対に、ピラティスに向いてない人に当てはまるのであれば、自分自身に合ったエクササイズやトレーニングに変更しましょう。
- ピラティスに向いてない人
- 短期間でダイエットしたい人
- 瞑想などで心身のリラックスがしたい人
- ハードなトレーニングが苦手な人
今一度「ピラティスを始めようと思った目的」を洗い出し、より自分の目的に合ったエクササイズを見つけましょう。
ピラティスの種類を変えてみる
ピラティスに向いてないと感じた場合、ピラティスの種類を変えてみるのもおすすめです。
ピラティスには、「マットピラティス」と「マシンピラティス」の2種類あります。
マットピラティスは、マットの上でエクササイズを行う方法で、ボディラインや姿勢の改善に期待できます。
マシンピラティスは、専用のピラティスマシンを使って行うエクササイズです。
身体の気になる部位を部分的に鍛えられ、効果的にエクササイズが行えます。
マットピラティスで効果を感じられない場合は、よりハードなマシンピラティスに変えてみるのもおすすめです。
さらに、マンツーマンレッスンを行うと、より短期間で理想の身体が期待できます。
ピラティスの種類を変えてみるだけで、得られる効果は変わってくるため、自分自身に合ったピラティスを見つけてみましょう。
【初心者向け】毎日10分でできるピラティス

ピラティスは、教室に通わなくても、マットがあれば自宅で行えます。
教室に通うか迷ってる方は、一度YouTubeなどでピラティスを体験してみましょう。
自分に合っているのかを見極めてから、ピラティス教室の検討をおすすめします。
ここでは、初心者でも毎日10分でできるピラティスの動画を紹介します。
▼基本の姿勢と呼吸法
▼初心者向け10分ピラティス
▼初心者におすすめのポーズ
- 仰向けになり、ピラティスの基本姿勢をとります。
- 息を吸って吐きながら、右ひざは曲げたまま床から持ち上げ、大腿とすねを90度にします。
- 左脚も同様に、息を吸って吐きながら床から持ち上げ大腿とすねを90度。
- 両脚の内側は揃えるか、拳一つ分程開けておきます。
- この姿勢で胸式呼吸をとります。
まとめ

今回は、ピラティスに向いている人、向いていない人を紹介しました。
ピラティスの目的と自分自身の目的が合致していれば、効果はかなり期待できます。
- ピラティスに向いてる人
- 身体を引き締めたい人
- 体幹トレーニングをしたい人
- 理想的な姿勢を取り戻したい人
- 自分と向き合う時間が欲しい人
ピラティスが気になる方は、YouTubeや体験レッスンを受講してみてください。
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