ただの鼻風邪と侮ることなかれ!「急性副鼻腔炎」について
美容マニアのたかなし亜妖です。気温が暖かくなってくると、室内では冷房をつけ始めますよね。涼しくて快適ではあるものの、気温差についていけず体調を崩してしまう人が続出しています。そんな中でも多いのが鼻風邪で、くしゃみ、鼻水、鼻づまりが止まらなくなってしまうことも珍しくはありません。
軽度ならすぐに治るものの、あまりに治らず長引いている場合は要注意。もし鼻詰まりが長期化し、様々な症状が出ている場合は急性副鼻腔炎になりかけているかも……?
急性副鼻腔炎とは
まず「副鼻腔」とは頬や目の間の骨のあたりに存在しています。風邪などでなんらかのウイルスが入り込み、炎症が起きると副鼻腔炎が発生します。鼻づまりだけでなく鼻の奥からドロッとした膿がでる、頬の上(目の下)や目の奥が痛い、顔に圧迫感を覚えるなどの症状が現れるもの。
鼻づまり単体だと風邪と思い込んで気づきませんが、段々と顔面痛が出てくるので様子がおかしなことに気づくでしょう。筆者も患ったことがあるのですが、その際は鼻の奥に痛みを感じ、ずっと目元~頬付近が不快だったのをよく覚えています。ここまできても放置してしまうと蓄膿症へと繋がる危険性がありますので、早めに耳鼻科を受診してください。
一時的に発生したものを「急性副鼻腔炎」と呼び、慢性化してしまったものを「慢性副鼻腔炎=蓄膿症」と呼ぶようです。
もし副鼻腔炎になったら
軽度ですとすぐに治りますので、耳鼻科で奥に溜まった鼻水を取って貰いましょう。早い段階ですとこれだけでスッと楽になることが多いです。しかし細菌による炎症であるため、併せて抗生物質を使用します。大抵この方法を用いればすぐに治りますので、悪化する前に通院したいものですね。
症状が進んでしまうと慢性化し、最悪の場合は手術となりますので放置はキケン。いつもでも治らない場合はすぐ病院へ行きましょう。