最近話題の「薬膳」って何のこと?
美容マニアのたかなし亜妖です。薬膳カレー、薬膳火鍋、近頃「薬膳」という言葉をたびたび耳にしていませんか。「体に良い」、「美容効果が高そう」などプラスのイメージが湧きやすいものの、実際に詳しく説明できる人はあまり多くないはず!なんだかよくわかっていないけど、とりあえず食べてみようというタイプがほとんどだと思います。
せっかくなら薬膳の意味を知り、効果的に摂取をしていきましょう。
そもそも薬膳って何だ?
薬膳と聞けば苦い薬、漢方薬を想像する人も多いですが、もともとは中国の中医学に基づいています。
体調や季節の変化に合わせて生薬を組み合わせた料理のことを指し、漢方だけが薬膳ではありません。普段スーパーに売られている食材と掛け合わせるため、マニアックなものや高級で手に入らない食材だけが「薬膳」ではないんですよ。
薬膳の考えとしては「五行」と、自然にある物質をそれぞれ分けているのだそう。
この5つが揃うことが理想なので、どこかだけに寄ってしまえば全体のバランスが悪くなってしまうもの。例えば温める、だけでなく、人間は時に冷やす(熱を下げる)ことも大切です。このような均衡をうまくとることにより、健康へと繋がっていくというわけですね。
普段の生活で薬膳を取り入れるには
ただ何も考えず食べているだけと、薬膳を意識した食生活では大きく異なってくるでしょう。先ほども説明しましたが、体調や季節の変化に合わせてメニューを考えていくことが必要不可欠なんですね。
例えば寒い冬、冷え性で体温が下がりやすい体質なら熱を下げてしまう「冷性」の食材(キュウリ、トマト、小麦、ルイボスティーなど)の摂取は避けてください。
代わりに体を温める「熱性」「温性」であるトウガラシや故コショウといったスパイス、カボチャ、れんこんなどの根菜、鶏肉などを積極的に摂取します。
このように自分の状態に合った食材をチョイスしていくだけで、いつもの食卓が薬膳へと早変わり。少しの意識が未来の自分のカラダを作っていきますよ。学べば学ぶほど奥が深い薬膳、気になる方はレシピもぜひ調べてみてくださいね。