若白髪の原因は日々の生活習慣や病気との関係とは
若白髪になってしまう要因はたくさんある
これまでに数回、若いのに白髪になってしまう”若白髪”について特集してきました。加齢によりなってしまう白髪と違い、若白髪は、何かしらの原因要素が関係しています。
これまでにわかったことは、若い時からサロンでカラーリングを繰り返すことや、過度なストレス、親からの遺伝などが大きく関与していることがわかりました。
女性が一気に老け見えしてしまう”若白髪”は、必要以上に女性を老けて見せてしまいます。たった数本白髪が見えただけで10歳ほど老け込んで見えてしまうこともあるといいます。
では、これまでの原因以外にも、どのような原因が老け見えしてしまう”若白髪”を作ってしまうのでしょうか?
生活習慣の乱れに要注意!
親からの遺伝要素や、サロンでのカラーリングによる活性酸素の増加やストレスからの悪影響などは、なんとなく若白髪の原因として理解できますが、実は日々の中の何気ない生活位習慣の乱れが、若白髪に突大きく関係していることは、あまり知られていません。
◾️栄養不足
過度な食事制限などをするダイエットや偏食は栄養が不足してしまい、白髪になりやすくなってしまいます。上記同様に栄養不足を起こすと、毛母細胞に必要な栄養が行き渡らなくなります。
ビタミン・ミネラル・良質のタンパク質が不足し、内臓の働きが衰え、血流量が減ることで、白髪になることがあります。
食事が偏ったり、必要な栄養素をバランス良く取れていないと、髪や頭に必要な栄養が行き渡らず、白髪を引き起こしてしまう原因となるのです。
普段何気なく好きなものを好きな時に好きなだけ食べている人などは、大きく白髪に関係してしまいます。
髪はタンパク質で出来ています。例えば、ダイエットのためと野菜ばかりを摂取するのではなく、タンパク質の入っている牛肉や鶏肉、卵や白身魚などもバランスよく摂取するようにしましょう。
◾️睡眠不足
睡眠不足が白髪となんの関係があるの?と疑問にお持ちの方もいらっしゃると思いますが、実は大きく関係あります。
睡眠不足は前述したように血行不良を起こしてしまいます。
人は起きている時間は交感神経が優位に働き、寝ている時には副交感神経が優位に働きます。
副交感神経は主に体をリラックスした状態へと導き、逆に交感神経は体を緊張状態へと導きます。
まり、この交換神経が働いている時間が長いということは、気付かないうちに人の脳や体に大きな負荷とストレスをかけ、血管を収縮させるので前述したように頭皮へ十分な栄養を行き渡らせなくなります。
また、睡眠不足は睡眠中に分泌されるはずの成長ホルモンの分泌を少なくします。
この成長ホルモンは体の疲れを回復する働きもありますが、髪の育成にも大きく関わっているのです。
成長ホルモンが分泌されることで、毛母細胞ないしメラノサイトの働きが活性化し、髪の育毛も促進し、メラニン色素の定着も良くしてくれます。
睡眠不足は病気の温床だったり、中には寿命を短くしてしまうといった見解も出ています。
◾️紫外線の影響
紫外線は肌とは切っても切り離せない関係ですが、髪の毛や頭皮にも影響があるのです!
紫外線は、幹細胞に悪影響を与え、DNAを損傷させる原因のひとつと考えられています。紫外線が頭皮にダメージを与えることで、メラニンを作る色素幹細胞が悪影響を受け、白髪を引き起こす可能性があります。
紫外線が毛髪のDNAに損傷を与え、メラノサイトの元となる“色素幹細胞”の数を減少させてしまうことが原因で白髪になっていくのです。加齢は仕方なくても、紫外線は肌だけでなく髪にとっても敵だったのです。
少なくとも、過剰な紫外線にさらされることは白髪を増やす原因の一つではあります。
◾️運動不足
運動不足は、様々なことに影響が出ますが、だからと言って過度な運動はしなくても大丈夫です。でも、毎日ウォーキングくらいの適度な運動はするといいみたいです。
適度な運動をすることによって、血行の流れが良くなり頭皮の血流をよくしてくれます。
若白髪の改善には少し時間はかかってしまいますが、心にゆとりをもって、生活習慣を見直せば自然に改善されます。
体の為にも日々の中で適度な運動をするように心がけましょう。
若白髪には、様々な原因要素を無くし、しっかり対策するようにしましょう
カラーリング、ストレスなどは自分次第でなくすことができますが、日常生活の中のちょっとした生活習慣の乱れは、あまり本人に自覚がなく、知らない間に積み重ねられているのです。
若白髪はしっかり対策することで、肌トラブルなどの老け見えと同じように少しの白髪でとても老け見えしてしまう状況から回避できるのです。
もし今まだ白髪で悩んでいない方も、今もう既に悩んでいる方も、予防や、まだ少ないうちにこれ以上増やさないように対策しておく必要があります。
遺伝要素以外の原因は全て自分次第で改善できます。しっかり対策して、1本でも増やさないようにしたいですね。