オリーブオイルの95倍?!亜麻仁油の健康効果と美容効果とはPart①
油は一般的には「体に悪いのではないか」「太ってしまうもの!」などマイナスイメージが強いかもしれませんが、種類によってはインナーケアや美容に役立つものがあることをご存知でしょうか?
確かに油には、摂りすぎることでカロリー過多で太ってしまったり、ニキビなどの吹き出物ができてしまったり、はや美容にとってあまり良くないものもあります。
しかしだからと言って、良くあるダイエットで油を完全に排除してしまうことで、油分がなくなった肌はカサつき、シワやたるみ、シミなどの肌トラブルの原因ともなってしまうのです。
そこで今回は、どうせ取るなら美容にも健康にも良いオイルを取る必要があります。中でも今もっとも注目されているオイル「亜麻仁油」についてお届けします。
そもそも亜麻仁油とは?
では、そんな美容にも健康にもいいと言われている亜麻仁油とは、そもそもどんなものなのでしょうか?
なんと亜麻仁油は、《食べる美容液》とも謳われるほど魅力的なオイルで近年美容と健康意識の高い方々の注目を集めています。
亜麻仁油は、亜麻の種子から抽出される油で必須脂肪酸であるα‐リノレン酸やリノール酸を豊富に含んでいるオイルです。
食べ物として利用される他にも、インク・塗料など様々な用途として活用されています。
亜麻仁油の特徴は人間が体内で生成できず、食品からの摂取が必要となるオメガ3脂肪酸を豊富に含んでいることが美容と健康に良い重要なポイントでもあります。
テレビや雑誌などのメディアでも亜麻仁油のオメガ3脂肪酸の含有量について取り上げられ、話題になっています。
体に必要なオメガ3脂肪酸を豊富に含んでいる亜麻仁油ですが、あくまで「油」であることから副作用を心配されている方も多いのではないでしょうか。
どんなに栄養価の高い食材であっても、過剰摂取や管理方法を怠ってしまうことにより副作用が発生してしまう可能性もあるものです。
効能だけでなく、副作用についてもしっかりと認識した上で日々の生活に取り入れていきましょう。
亜麻仁油の具体的な効果
◾️アレルギー症状の緩和
オメガ6をたくさん摂ることで、花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギー症状を引き起こすPGE2の作用が強くなります。しかし、オメガ3系脂肪酸は、γ‐リノレン酸からアラキドン酸を合成する酵素を抑える働きをするため、症状を緩和する作用があると言われております。
◾️メタボリックシンドロームなどをはじめとした生活習慣病の予防
オメガ3のα‐リノレン酸には、中性脂肪の合成とコレステロールの合成に関わる遺伝子の発現レベルを抑えることから、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)を減少させ、善玉コレステロール(HDLコレステロール)を増加させる効果があると言われています。
- 悪玉コレステロールとは、肝臓や腸でつくられるたコレステロールを全身に運ぶ。中性脂肪が増えると比例して増加する。善玉コレステロールとは、血管に溜まったコレステロールを肝臓に戻す。中性脂肪が増えるとそれに反比例して減少する。
◾️抗酸化作用
女性にとって重要な、アンチエイジングやエイジングケアのために必要な「抗酸化」。肌や体を”錆びさせない”ためにとても重要なポイントです。
亜麻仁油は、オメガ3系脂肪酸は、脳内でレチノイン酸X受容体を作動させます。このレチノイン酸X受容体は、神経細胞であるアストロサイトを増やすP2Y2受容体を増やし、活性化させます。アストロサイトが増えることでホルモン成分であるインターロイキン6が産生されるのですが、このインターロイキン6が、脳の酸化ストレスに対して神経を保護する効果があると考えられています。
◾️血流促進や美肌効果
べ肌を目指す女性にとって、亜麻仁油はとても効果が高い”美肌効果2をもたらしてくれます。α‐リノレン酸から作られるエイコサペンタエン酸(EPA)は血小板膜のEPAとアラキドン酸の比率を変化させ、血小板膜からのアラキドン酸代謝を阻害することで、血液を凝固させるトロンボキサンの生成を抑制し、血栓が作られるのを防ぎます。
そのため、血液が血管で詰まるのを防ぎ、血流を促進します。このように血流が良くなることで、脳卒中や心筋梗塞を起こしにくくするほか、血行促進により肌の新陳代謝を良くし、肌の透明感やむくみ防止効果などが期待されます。また、オメガ3系脂肪酸で構成された細胞膜はしなやかな動きをするため、血管や赤血球が柔軟になり、血液がサラサラになり、肌のバリア機能が改善されて保湿性が向上、キメ細かくてなめらかさのある美しい”美肌”を作ることができるのです。
亜麻仁油には美容効果も健康効果もたくさん!
今話題の亜麻仁油ですが、まだまだ美容や健康効果があるのです!次回も引き続きこの美肌を作り、体を健やかに保ってくれる亜麻仁油の効果を検証していきます。