誰しもがなる可能性あり!春のゆらぎ肌に要注意!Part②
ゆらぎ肌は季節の変わり目、中でも”春”に要注意
前回からお伝えしている通り、普段は特に肌トラブルや問題がない女性でも、季節の変わり目や中でも春は、様々な要因が重なって春は特にゆらぎ肌になってしまう人が増えてしまいます。
ゆらぎ肌は、環境の変化や花粉などの外部刺激によって肌が肌のかさつき・かゆみ・ひりつきなど肌トラブルになってしまい、特に「花粉・環境の変化によるストレス・寒暖差によるストレス・紫外線など」が原因になることが多いのですが、現代では花粉の他にもPM2.5などの大気汚染問題なども重なり、より一層ゆらぎ肌を加速させています。
似たような症状に「敏感肌」がありますが、正確にはゆらぎ肌と敏感肌は異なります。今回はそんなゆらぎ肌と敏感肌の違いについて検証していきます。
「ゆらぎ肌」と「敏感肌」の違い
敏感肌とゆらぎ肌の違いとして、敏感肌はもともと肌の保湿力が弱いため、肌を保護する力が少なく、食事や外的刺激などで赤くなったり、かぶれを起こしやすい肌をいいます。
一方、ゆらぎ肌は体調不良や生理周期、季節の変わり目などの影響で、一時的に肌が敏感になる状態をいいます。
ゆらぎ肌をそのまま放っておくと、本当にそのまま敏感肌になってしまう可能性もあります。
悩ましい症状は、肌バリアの低下で発生する、もともとの体質のせいもありますが、ゆらぎ肌でかゆみや、赤みが起こったり悪化したりするのは、温度、湿度、気候などが変化しやすい季節の変わり目、ストレスや睡眠不足などによるホルモンバランスや自律神経の乱れ、ハウスダストや摩擦などの外的刺激、食生活、体質に合わない化粧品の使用など、さまざまな要因が考えられます。
これらの要因は単独によるものではなく、複数からみあっていることが多いので、原因をつき止めるには根気がいります。
敏感肌や発生する症状は、赤くなる(炎症)、かぶれ、カサつき、かゆみなどですが、その直接の原因となるのは、細胞間脂質(セラミド)や天然保湿因子(NMF)などが減少して、皮膚を守ってくれているバリア機能が低下するためです。
◾️一時的に肌のバリア機能が低下するゆらぎ肌
ゆらぎ肌の特徴は、季節の変わり目やストレスなどにより、一時的に肌トラブルが現れることです。ニキビや吹き出物ができたり、いつもの化粧品なのに刺激を感じたり、化粧のりが悪いと感じるなど、普段と違う不安定な肌になっている状態を指します。
◾️通年バリア機能が低下している敏感肌
敏感肌は、細胞間脂質の生成が低下して皮脂膜を補えず、慢性的にトラブルが起きる状態のことです。環境要因というよりも、生まれつき肌が弱い方が当てはまります。
ゆらぎ肌のスキンケア方法
ゆらぎ肌は、どんな肌質の方でも、普段何も肌トラブルがない方でも、いつでもゆらぎ肌になる可能性があります。
ですからゆらぎ肌にならないためには保湿をしっかり行い、肌のバリア機能を低下させないスキンケアが欠かせません。それでも肌がゆらいでしまった場合は、下記の通りに正しいスキンケアを今一度見直して、正しいスキンケアをしてゆらぎ肌を最短で乗り越えましょう。
【クレンジング・洗顔】
スキンケアの原点はやはり「保湿」にあります。もともと肌にあるうるおい成分まで落としてしまわないよう、敏感肌用などの低刺激のスキンケアアイテムを選びましょう。
界面活性剤入りのオイルクレンジングは刺激が強く、乾燥を促進させてしまうので、タイプで言えば、クリームやミルクをおすすめします。同様に洗顔料もミルクやフォームタイプなど、肌に優しいものにシフトしてください。
【保湿】
低下した肌のバリア機能をサポートするために、保湿はもっとも重要なプロセスになります。保湿成分をたっぷり含む化粧品で、丁寧にうるおいを与えるようにしてください。
特に乾燥が気になるときは、部分的に重ね塗りをして栄養をしっかりと補給しましょう。こちらもやはりゆらぎ肌が落ち着くまでは敏感肌用のスキンケアアイテムを使うといいでしょう。
【スペシャルケア】
季節の変わり目は一年の中でも、もっともゆらぎ肌になりやすい時期です。さらにその中でも春は一番ゆらぎ肌になりやすい季節です。
そこで取り入れたいのが通常のベーシックなスキンケアに加えて行いたいのが”スペシャルケア”です。より保湿力の高い成分を含むパックやクリームでゆらぎやすい肌をしっかり守りましょう。
春のゆらぎ肌には要注意!
普段肌トラブルがない方でも突然ゆらぎ肌になってしまうのが、ゆらぎ肌の最大の特徴でもあります。中でも季節の変わり目である春は、温度の寒暖差が激しいことや花粉症をはじめとしたアレルギー関連や大気汚染物質が舞う季節なのでもっともゆらぎ肌になりやすい季節です。
もうすぐ来る春は嬉しいですが、春のゆらぎ肌には十分注意して、日々のスキンケアの中で少しでも異常を感じたら皮膚科にかかったり、基礎化粧品を低刺激用のものに変えるなどして対応するようにしましょう。