オリーブオイルの95倍?!亜麻仁油の健康効果と美容効果とはPart②
前回お届けしたように、今話題の”亜麻仁油”は体に必要なオメガ3脂肪酸を豊富に含んでいて、美肌を作ってくれるなどの美容効果や健康効果が報告されている今注目のオイルです。
オイルは、私たちの食生活に欠かせない製品ですが、オイルの種類によってはカロリー過多になってしまい体重が増えてしまうものや、摂りすぎで肌に
アレルギー症状の緩和や、メタボリックシンドロームなどをはじめとした生活習慣病や動脈硬化・脳梗塞・心筋梗塞・高血圧などの予防、美肌効果に効果がある抗酸化作用や血流促進、直接的な美肌効果など、美容効果や健康効果があることがわかりました。
しかし亜麻仁油は、まだまだこれらの他にも美容効果と健康効果がある、とても優秀なオイルです。そこで今回も引き続き今話題の亜麻仁油の美容効果や健康効果を検証していきます。
亜麻仁油の美容・健康効果
◾️脳の活性化
よく、「青魚を食べると頭がよくなる」という話を聞いたことはありませんか?これは、青魚に多く含まれるドコサヘキサエン酸(DHA)のおかげです。
つまり、体内でDHAに変化するオメガ3系脂肪酸でも同じ効果が得られます。目や耳で得た情報は、脳の中を網目のように張りめぐるニューロンという神経伝達細胞を通って脳に伝達されますが、このニューロンとニューロンには隙間があり、ここから記憶形成に関与する神経伝達物質のひとつ、グルタミン酸が分泌されます。
DHAはグルタミン酸を受けるNMDA受容体の働きを促進するため、このNMDA受容体の働きが活性化することで学習や記憶に関与する神経細胞間の信号伝達に持続的向上を誘発し、記憶力が良くなるのです。
亜麻仁油にはそんな脳を活性化してくれる効果で、若々しい脳を働きかけてくれます。
◾️認知症の緩和
DHAは、上記の脳の活性化から、さらに、認知症を緩和してくれる効果があります。DHAは加齢とともに減少していくことから、不足すると脳の働きが鈍くなり、老人性認知症を誘発する恐れがあるためオメガ3系脂肪酸は積極的に摂っていきたいものです。
オメガ3系脂肪酸の比率が高ければ血管細胞膜は柔らかくなり血液の流れが良くなることから脳循環を改善し、血管性の認知症を予防・改善をすると同時に、神経細胞の酸化を防止するため、脳神経を保護し、アルツハイマー病を予防するとも考えられています。
また認知症の原因であるアミロイドβ(神経細胞の中に溜まり、神経細胞を破壊してゆく毒性の物質)の凝縮を抑制し、溜まってしまったアミロイドβを分解するため、認知症予防・改善効果があると言われています。
◾️うつ病、不安障害などのメンタルケア
私たちの記憶や情報整理を司る、脳の”海馬”。オメガ3系脂肪酸はこの海馬の神経新生を促し、血中の脳由来神経栄養因子(BDNF)を増やすことで、心的外傷後ストレス障害(PTSD)を緩和します。
また、不快記憶の消去に関与するカンナビノイド受容体(CB1)の働きを活性化します。これは、恐怖を司る脳神経の回路が活性化するのを抑制するため、恐怖を脳につたわりにくくしたり、不安記憶の形成を弱めて、不安障害を緩和する効果があることがラット研究の結果としても発表されています。
◾️便秘の解消・ダイエット・美肌効果
やっぱり女性にとってもっとも嬉しい効果の”美容効果”。亜麻仁油には水溶性食物繊維と不要性食物繊維がどちらもバランスよく含まれているので便秘解消にも効果があります。
便秘が解消されることで、肌が綺麗になり美肌効果が期待できるのです。
また、体の中にたまってる悪い脂(=脂肪)は、良い油(=亜麻仁油やオリーブオイル)によって落とすというのがダイエットの基本なので、亜麻仁油のようないい油をとることで、便通もよくなりダイエット効果も期待できます。
さらに、亜麻仁油は皮膚からの水分蒸発を防いでくれるため、保湿効果もあり肌荒れなどの改善にも効果も期待できます。新陳代謝もよくなるので老廃物も排泄し美肌効果が得られるのです。
亜麻仁油には、美容効果、健康効果、脳への効果も期待できる最良のオイル
今さまざまなメディアで話題の亜麻仁油ですが、健康効果や脳など体への良い効果はもちろん、美容効果は美肌を目指して日々ケアを頑張る女性にとってはとても嬉しい効果ですよね。
美容にも健康にも良い亜麻仁油で”サビない美肌”を目指しましょう。