ニキビじゃない発疹、もしかすると「粉瘤」かも?
美容マニアのたかなし亜妖です。ニキビじゃないできものがなかなか消えない、腫れていて痛い、放置していたら徐々に大きくなってきた場合、粉瘤の疑いがあります。女性は男性に比べてできやすく、年齢なども関係がないため、人間誰しもがかかる可能性大!よくある疾患でありながら知らない人は多いので、ぜひここで学んでおきましょう。
粉瘤とは何なのか?
粉瘤とは良性の腫瘍であり、ガングリオンやアテロームなどとも呼ばれています。腫瘍と聞くと急に怖くなってしまいますが、皮膚の下の袋に角質や皮脂などが蓄積して発生するもの。全身どこにでも起こりうる疾患ですし、体を綺麗にしていても発生してしまうのでとても厄介です。なぜ粉瘤ができるのか?といった原因は未だ不明であり、体質的にできやすい人・できづらい人とかなり分かれるんだとか。
見た目としてはボコッとした丸いできものであり、腫れている場合は赤みを帯びるので、虫刺されやニキビと勘違いしやすいですね。何も感じない場合もあれば痛みや熱感を覚えることも。放置しているとどんどん大きくなってしまう危険性も秘めているので、見つけ次第早めに病院へ行きましょう。
粉瘤の治療
自然消滅はせず、塗り薬や飲み薬で治る疾患ではありません。皮膚の下にある角質などの汚れや袋を取り除かなければ完治しないので、必ず病院での診察を受けることが大切です。
切開して袋を取り出す、穴あけパンチのような器具で汚れを取り除く、といった治療法が一般的。大きさ問わず保険が適用されるので安心して下さいね。あまりに粉瘤が大きくなってしまうと日帰り手術では不可能なことも多いので、できれば小さな段階で受診したいものです。数センチ程度なら手術時間も5分以下とかなり短く、術後も生活に支障をきたしません。
そして酷い赤みや痛みを帯びていると麻酔が効かないので、手術日が先送りになってしまうこともあるんだとか……。自分の体を毎日観察して、発見次第すぐに病院へ行くと良いでしょう。
ちなみに筆者は数か所経験しましたが、どこも粉瘤が小さいうちに処置をしたので術後の痛みなどに苦しむことはありませんでした。大きさにもよりますが、だいたい一箇所1万円前後の場合がほとんどです。