敏感肌や乾燥肌のかゆみが止まらない!かゆみが止まらない場合の対処法Part①
マスクの多用や外部刺激による敏感肌・乾燥肌
現代人はアレルギーやP.M2.5などの大気汚染、ストレス社会問題やアトピーなどの現代病など、現代人は敏感肌や乾燥肌に悩まされている人が多い、現代疾患の1つです。
敏感肌や乾燥肌になると、身の回りの化粧品や衣類、現在では新型コロナウィルスによる長時間のマスク着用が刺激となり、かさつきや赤み、湿疹などの肌荒れを起こしやすくなります。
さらに、炎症や湿疹があるにも関わらず、がまんできないほどのかゆみに襲われて、思わず爪でかきむしってしまうことも。かゆみというものはなかなか抑えられるものではありません。
このようなつらいかゆみには、どう対処するべきなのでしょうか。
そもそも敏感肌とは?
敏感肌に明確な定義はあるわけではないのですが、一般的には主にさまざまな外的刺激に対して、皮膚の感受性が高まった状態のことを言います。
こうした肌は、肌の「うるおいバリア機能」が低下していることが多いようです。
肌の表面、外界と接しているわずか0.02mmほどの部分を「角層」といいます。角層では、うるおいを蓄えた「角層細胞」が並び、細胞と細胞の間を「細胞間脂質」がびっしりとうめてバリアをつくることにより、大気中のホコリや紫外線、ウイルスなど外的刺激の侵入を防いでいます。
しかし、湿度の低下や加齢、間違ったスキンケアなどで角層からうるおいが失われると、この「うるおいバリア機能」も低下してしまいます。
外部から異物が侵入しやすくなり、化粧品がピリピリと肌にしみたり、肌に付着したホコリや髪の毛などのちょっとした刺激でかゆみや赤み、湿疹を起こしたりすることがあります。
顔に化粧品を塗った後や、石けんで洗顔した後に、チクチクしたりヒリヒリ焼けるように感じる、肌がつっぱる感じがする、しかし特に目にみえる症状が特に見られない状態を敏感肌とよぶことが多いのです。
敏感肌の多くは、健康なお肌に比べ、バリア機能が低下していて、皮脂が少なく乾燥しやすい傾向があります。体調の変化やストレス、冷暖房などの環境、花粉などの季節的要因に敏感に反応して、トラブルが生じやすいお肌です。
敏感肌の多くはお肌が乾燥している乾燥肌でもあります。
お肌の状態は、大きく4つに分けられます。
肌タイプの種類
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◾️疾患肌
- アトピー性皮膚炎や光線過敏症などの皮膚疾患があり、皮膚科での治療を必要とするお肌の状態のことです。
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◾️敏感肌
紫外線、化粧品などの外用剤、外気中のほこり、大気汚染物質などで皮膚トラブルを起こしやすく、多くの人には刺激にならない物質に対して敏感に反応してしまうお肌の状態のことです。
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◾️不安定肌
疲れ、睡眠不足、女性なら生理、季節の変わり目、精神的なストレスなどによって刺激に対して一時的にトラブルを起こしやすくなっているお肌の状態のことです。ゆらぎ肌とも呼ばれます。
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◾️健常肌
- 一般的な健康な肌です。きめがととのっていて水分量が十分にあることでうるおいがあり、ハリ・つや・弾力があります。
敏感肌や乾燥肌の原因は”うるおい不足”
敏感肌や乾燥肌などは、病気ではないにしろ、現代人にとって深刻な問題です。その原因の多くが肌の水分量が不足する事で引き起こされています。
乾燥肌や敏感肌は女性にとってはとても大きな問題です。外部刺激だけでなく、ストレスなどで起こってしまうのも現代病の特徴かもしれません。
次回も現代女性の大きな問題である乾燥肌や敏感肌を検証して行きます。