敏感肌や乾燥肌のかゆみが止まらない!かゆみが止まらない場合の対処法Part②
マスク着用による敏感肌や乾燥肌の肌トラブル問題
新型コロナウィルスが世界を震撼していますが、マスクの着用が賛否を問いましたが、結局のところマスクの着用はウィルスの感染を防ぐことと、人に感染の飛沫を飛ばさないということで大きな感染予防手段として着用を義務づけする国や地域も出てきています。
新型コロナウィルス問題が深刻化する中、マスクの着用はこれまで以上に長期化することが考えられます。
医療従事者や花粉症や各種アレルギーの方など、もともとマスクをする習慣があった人ならまだいいですが、これまでろくにマスクをする習慣がなかった人にとっては慣れないものです。
敏感肌や乾燥肌の方は実はかなり多いものです。アレルゲンや深刻な大気汚染、強力な紫外線などで現代女性の肌は、新型コロナウィルスに関わらず、いつも危険な環境に晒されています。
しかしマスクの長時間の着用は慣れている人でも肌へのダメージが懸念されています。しかし新型コロナウィルスが蔓延している今、マスクをしないわけにはいきません。
肌トラブルが無い方でもマスクによる肌トラブルが頻出しているので、普段から敏感肌の方や乾燥肌の方はそれ以上の問題になっていると言えます。
その大きな症状は「肌のかゆみ」です。ではどうして肌のかゆみが起きてしまうのでしょうか?
肌にかゆみが出るのは何故なのか?
皮膚の下には、かゆみを脳に伝える知覚神経が存在しています。その知覚神経の末端にヒスタミンなどの「かゆみ物質」が作用することで、かゆみを認識すると考えられています。
乾燥によってうるおいバリア機能が低下した肌は、ちょっとした刺激にもかゆみを感じてしまうため、つい爪を立ててかきむしりたくなります。
かいた直後は一瞬かゆみが治まったように感じますが、かいてしまうことで肌のうるおいバリア機能はさらに低下してしまい、また、肌をかきむしるとかゆみ物質が放出されて肌が炎症を起こし、さらなるかゆみを感じるようになります。
こうして、爪でかきむしるたびにますますかゆくなり、さらにかいてはかゆみの範囲が広がっていく…という悪循環を招いてしまうのです。
敏感肌の基礎化粧品の選び方のポイント
肌が敏感だからといって無添加や自然派の化粧品を選びがちですが、これらの表示があるからといって必ずしも肌に優しいわけではありません。
食品と違い、天然成分のほうがかぶれなどのトラブルを起こしやすいことも実はあるのです。例えば植物エキスにしても、ひとつの植物エキスの中にはたくさんの成分が含まれていて、その中のひとつでも肌に合わなければアレルギー反応が起こることもあるのです。
無添加の化粧品も基準はメーカーごとに違いますし、防腐剤や香料を含まない代わりに界面活性剤などが多く含まれている場合もあります。化粧品の選び方としては、成分表示に書かれている成分がより少ないものがよいでしょう。成分の数が少ない方が肌に優しくアレルギーも起こしにくいと言えます。
敏感肌にとって、スキンケアにおいて、敏感肌に応じたスキンケアをしていく必要があります。バリア機能に着目していきます。低下したバリア機能を刺激しないようにシンプルケアにしつつ、敏感肌にとっていちばん大切な症状の鎮静化が大切です。
まずバリア機能の回復させるために肌全体がスキンケアを受け入れられるだけの肌体力のある状態に回復させます。刺激を避けることを最優先にして、スキンケアは成分がシンプルなもので抗炎症作用のある成分が配合されているものを選びましょう。
次回も引き続き敏感肌や乾燥肌について検証していきます。