現代女性の深刻な若白髪問題。白髪の構造と”遺伝”が大きく関係している?
女性の”老け見え”の大きな原因!若くてもなる”若白髪”に要注意!
女性は1番避けたい事象として、フェイシャルで、ほうれい線、目元にできる小ジワやシミ・肝斑やたるみなど、女性が老け見えしてしまう原因の多くはフェイシャルに集中しがちですが、印象に残りやすい顔とともに印象に残るのが、実は”髪・ヘアスタイル”なのです。
そこで前回に引き続き、女性お老け見えしてしまう”若白髪”の原因と愚弟的な対策をみていきましょう。
女性の白髪が増えるのは、40歳前後から、といわれています。身体の機能の老化が原因とされていますが、医学的に解明できていない部分が多く、予防が難しいのが現状です。そんなナゾが多い白髪のメカニズムや、目立たなくするコツなどをご紹介します。
40代に入り、以前よりも白髪が増えたなと感じたら、これ以上増やさないためにも、普段のお手入れ方法や日々の生活習慣から予防対策をしていきましょう。
白髪ができる構造とは
白髪になる構造として、大きく3つの要因があげられます。「1.メラニン色素を作る色素幹細胞の枯渇。2.髪の生え変わり時期に、新毛の毛根に色素細胞が再配置されないエラー。3.メラニン合成の停止」です。白髪とは、年齢を重ねるにつれて色素細胞の能力が衰え、毛髪の色素が消失した状態のことです。
毛細血管や神経がある毛乳頭のまわりには、「毛母細胞」があります。毛母細胞の間には、髪の色を作るメラニン色素を生成する「メラノサイト(色素形成細胞)」があり、そこでメラニン色素を生成、コルテックスに行き渡り、髪に色をつけているのです。
加齢や病気などにより、メラノサイトが徐々に減少、それに比例してメラニン色素も減少します。その結果、髪の色素が薄くなり、白髪になる、というわけです。
シニア世代の女性が白髪になる場合は、明らかに老化のせいですが、若くても白髪が発生してしまうのは何かしら問題要素があると考えられます。
その問題要素を全て解消し、対策していくことで若白髪を予防・減らしていきましょう。
白髪の生え方には3タイプある
白髪になるパターンには、実は3通りあります。白髪の状態や生え方がどれに当てはまるか、確認してみましょう。
1) 髪の毛が生え変わった時に白髪になる
加齢などにより衰えたメラノサイトが、髪の毛が生え変わる時に毛母細胞からなくなってしまいます。
2) 成長期の途中で徐々に白くなる
加齢などによりメラノサイトの活動が衰え、徐々に髪の毛の色素が減少します。
3) 突然白髪になる
病気などによりメラノサイトが急に活動を停止した場合、突然白髪になってしまいます。
若白髪・白髪になる原因とその違いとは?
髪が黒くなるのは、メラノサイト内で作られるメラニンで決まります。生まれたての髪の毛はすべて白髪で、加齢などによりメラノサイトが枯渇すると白髪のまま生えてくるのです。これから生えてくる白髪の対策としては、予防が大切です。
前回は若白髪を引き起こしてしまう原因の1つとして、サロンで行うカラーリングにあることがわかりました。若い頃からカラーリングをたくさん繰り返すことで、活性酸素が発生してしまい、若白髪の原因になっていました。
しかしカラーリングをやめてもまだまだ若白髪の原因はあるようです。
◾️遺伝によるもの
この原因に関しては、解明されていない部分が多いのですが、遺伝的な原因で白髪になることがあります。白髪になりやすい、なりにくいなど、人によって遺伝的な要素を持っているといわれているようです。
よく言われるのは「親に白髪が多いと、子も白髪が生えるのが早い」というものがあります。
これは、よく「遺伝だ」というように言われますが、現在の医学では「白髪」と「遺伝」を結び付ける根拠は発見されていません。
しかし、体内の「色素」に関しては遺伝すると言われています。これは、親の肌の色が白かったり、黒かったりとする場合に、子供にも遺伝するためです。ということは、髪の色も色素が関係しているので、親から子へと遺伝してもおかしくはないと思われます。
「若白髪」という言葉がありますが、親が若いころから白髪が多いという場合だと、子も若白髪になるという可能性が高くなっているようです。
親が若い頃から白髪が多かった場合は色素が遺伝しやすい
医学的にはまだ解明されていない遺伝と白髪の関係性ですが、やはりどちらかの親が若い頃から白髪だった場合、具体的な解明がないものの、子供も若白髪になりやすい傾向にはあるようです。
サロンでのカラーリングはやめればすみますが、こればかりはどうしようもできない部分です。せめて活性酸素など、若白髪に影響してしまう要素は取り覗くことで少しは改善できます。